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奉納 / Offering

〈 奉納 〉
2020年7月長尾天満宮(京都)壁画「悠久之歌」
2020年8月大成龍神社(広島)絵画「雨龍水天戯画」
2020年12月北野天満宮(京都)絵画「春来たる。」
2021年5月長尾天満宮(京都)楽曲「悠久之歌」
2021年12月御幸森天神宮(大阪)大絵馬「双寅大輪舞曼荼羅」
2023年7月長尾天満宮(京都)絵画「ひとつ」
2023年10月日浦山春日神社(広島)絵画「雲外蒼天之龍」
2023年12月御幸森天神宮(大阪)大絵馬「新創世之龍」
2024年11月大成龍神社(広島)楽曲「雨龍水天戯画」
2025年4月大成龍神社(広島)ミリオンハートAED

大成龍神社 奉納作品
  • 画題 『 雨龍水天戯画 』(あまりょうすいてんぎが)
    水天、すなわち海と空の間で無邪気に戯れる三体の雨龍の姿が描かれている。「雨龍」とは数千年かけて成長すると言われる龍神の最も若い時期の呼び名であり、天候を司ると言われる一方で、若き龍神が徳を積み、より霊格の高い偉大な存在へと成長することを期待し「出世神」としても親しまれている。台風や豪雨災害の絶えない日本に、穏やかな恵みの雨をもたらして下さる様にとの祈りを込めて描かれ、2020年8月21日広島県の大成龍神社(世羅郡世羅町)に奉納された作品。

広島県世羅郡世羅町の神農湖畔に鎮座する大成龍神社 は、龍神を主祭神とする神社です 。地元出身の教育者・大妻コタカが創建に関わった歴史を持ち、多くの人が立身出世を遂げたことから「出世神社」として親しまれています 。水の守り神である龍神は交通安全のご利益もあるとされ、そうしたご利益を求めて県内外から多くの参拝者が訪れる地域有数のパワースポットです。

北野天満宮 奉納作品
  • 画題 『 春来たる。』
    横たわる牛と、その周りを舞う龍神が色鮮やかな花を咲かせ世界を明るく彩る様が描かれている。コロナ禍で世界中が混乱に陥った2020年に描かれ、丑年である翌年2021年が、天神信仰において神の使徒とされている牛が穏やかに伏せていられるような安寧と繁栄に満ちた世界に戻る様にとの祈りを込め、 厄病を祓い清める水の聖地として古くから親しまれて来た京都北野の天満宮に奉納された作品。

日浦山春日神社 奉納作品
  • 画題 『 雲外蒼天之龍 』(うんがいそうてんのりゅう)
    頭上に立ち込めた重くぶ厚い暗雲を抜け、その先に広がる青空を翔け昇ろうとする三体の龍神の姿。どちらが前か後かも分からないほどに苦しい状況であっても、顔を上げ勇気と希望をもって前進すれば道は必ず切り開かれると言う思いを込め描かれた作品。
    2018年の西日本豪雨災害での甚大な被災から、大変な苦労と尽力を重ね復興を成し遂げた日浦山春日神社(広島県安芸郡海田町)の関係者や地域住民の方々への賛辞と祝福の意を込め、2023年10月に奉納、創祀800年記念秋季例大祭にて披露された。

御幸森天神宮 奉納作品
  • 大絵馬「 双寅大輪舞曼荼羅 」(そういんたいりんぶまんだら)
    目標を定め、全身をしねらせ跳びかからんとする二体の寅の姿が描かれた壬寅(みずのえとら)の大絵馬。当時長く続くコロナ禍で我慢と不自由さを強いられながらも、社会の一員としてすべき事に務めながら次に訪れるチャンスを逃さないようにと努力と準備を重ねて来た人々にとって、新たな年が飛躍の一年となるようにとのエールとして描かれ、2021年12月26日大阪市生野区の御幸森天神宮に奉納された。

  • 大絵馬 『 新創世之龍 』(しんそうせいのりゅう)
    これまでのどの龍画とも異なる新しい姿の龍が、とぐろを解き、うねりを上げて動き出す様が描かれた甲辰(きのえたつ)の大絵馬。過去のあらゆる常識や価値観にとらわれず、新世界を力強く創造すべく旗印として描かれ、2023年12月大阪市生野区の御幸森天神宮に奉納された。

長尾天満宮 奉納作品
  • 画題「 ひとつ 」

    「ひとつ」と言う言葉は、全体を意味することもあり、個体を指すこともある。
    全体と個体には隔たりなど無く、どこまでも連なる同じひとつのものを見ているだけなのかもしれず。過去と未来、夢と現実、内と外、人と人以外のあらゆる存在。実はそれらを隔てるものなど何もなく、いつまでもどこまでも連続している「ひとつ」なのかもしれない。そんな全と個の連関に対する「問い」を描いた作品。

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Special thanks
額装家 多喜博子
撮影協力「こころのフォトグラファー 森山太陽